「遣唐使船再現プロジェクト」(財団法人角川文化振興財団主催、森ビル株式会社、上海環球金融中心有限公司後援)により千有余年前の姿を再現して建造された遣唐使船が、6月11日(金)に上海黄浦江上に姿を現しました。当日は黄浦江河岸の十六舗埠頭に着岸した同船内で到着式典が行われ、住吉大社の宮司による神事が執り行われました。その後、プロジェクトの記者会見が上海環球金融中心の94階にて行われ、ゼネラルプロデューサーの角川歴彦同財団理事長、親善大使を務める俳優の渡辺謙氏、遣唐使船の名誉船長で作家の夢枕獏氏、ゲストの森ビル森稔社長らがスピーチと挨拶を行いました。 森社長はその挨拶の中で、上海環球金融中心は上海のあるいは中国の誇りであるという形で、万博開幕式のテレビ中継で紹介されたこと、このタワーから遣唐使船が来るのを見て、これも千数百年前から積み重ねてきた中国と日本との交流の成果の一つであると感じたこと、当社がこのタワーを造るお手伝いが出来たことも両国の交流の成果であり、今後とも両国の、また世界の発展に寄与していけること、遣唐使船はその一つのメッセージであるといった話を披露しました。 (左上:十六舗埠頭に接岸した遣唐使船)(右上:94階 記者発表会場 左端が森社長) |